コトリカタリ

オットさんとオリさんとコトリの物語 一汁一菜の目覚め

無痛分娩のネガティブな報道について思うこと

cottori.hatenablog.com

前回の投稿は勇気がいっただろうなと思うオットです。

本人は思い出したくないでしょうからね。

僕は途中から一緒に居たのですが、
本当にオリさんがキツそうでつらそうで、その場に僕が居て良いのかどうかが分からなかったです。

自分が風邪を引いたり、しんどいときって誰かに声をかけてもらうとか、邪魔くさいじゃないですか。
どっか行ってくれって感じでしょう。

だから、あの時僕、居て良いのかどうか本当に分かってなかったんです。

ああいう時、旦那が出来ることってないんじゃないでしょうか。
あると思ってたら、それはおごりのような気がします。

出産に関して、男性は何も出来ないんだなと痛感するのです。

産後もそうかもしれません。

いくら、多少の手伝いができようとも、
産むのも母。
おっぱいをやるのも母ですし、
産後のしんどさを日々の中で取り戻していくのも母親本人しか居ないですし。

それでも、なんとか力にはなりたいと思っていますが。

その産後については、
無痛分娩を選んだことにより、自然分娩よりも早く回復出来たようには思います。
ただこれは、初産ですし、他の方法を試したことがないので、誰にもわからないことでしょう。

前回オリさんが言っていたように、
自然分娩を選んでいたら、出産も産後ももっと大変だったかも知れませんし。
出産自体を耐えられていたのかどうかも分かりません。

無痛分娩について、最近ネガティブな報道が相次いでいます。

もちろん、それで死者も出ているわけですし、
障害が残っている方もいるわけで、ニュース自体が悪いとは思いません。

ですが、あたかも無痛分娩は危険だという目線からの報道には、
それはどうなのか?という思いがあります。

日本では、無痛分娩での出産自体の母数が少ないので、
隔たりはあって当然でしょうが、
それでも、そこだけピックアップして危険だとするのは間違いだと思うのです。

危険なのは、無痛分娩以外の出産でも変わりなく、
母体にも胎児にも、出産というものは命がけです。

よりよい方法があるなら、
それをもっと広めていくのがお医者さんの役割でしょうし、
それをもっと認知させていくのが報道の役割でしょう。

その循環がなければ、
たとえその方法がどんなに良くても、
広まっていかないですし、
それを推奨するお医者さんも増えない。

そのような社会にはなってほしくありません。

無痛分娩があったからこそ、
出産を決意できた方もたくさん居らっしゃるはずですから。

今はやはり、病院・クリニック自体を自分でよく探すしか方法はないと思いますが、
無痛分娩を選択していて、こういう報道でネガティブになっている方がいれば、
自分でよく調べて選んだ病院だったら大丈夫ですよとお伝えしたいです。

あなたの選択が間違っているわけではありませんと。

コトリが、およそ2kgぐらい大きくなり、
その成長速度に驚いているオットでした。