無痛分娩 こうなった
出産から24日が経ちました。
無痛分娩でのお産、正直思い出したくない…ほどの体験でしたが、記録として残しておきます。
計画分娩のため、予め決められた日時に入院。朝9時に病院到着。
最初の診察。この時点で子宮口は1.5㎝、3日前の健診時から変わってない…。順調に進行すれば、この日の18〜19時までには産まれるとの当初の予定でしたが、先生からは「う〜ん、今日中の出産は難しいかもねー。」とのお言葉。まだまだ出てこないんだー、と余裕をぶっこいてました。
ここで子宮口を開くための生理食塩水が入ったバルーンを挿入。6㎝まで開くと自然に落ちてくるらしい。
まだまだ時間がかかりそうとの事で、オットさんは一旦お仕事へ。
病室へ移動。入院着に着替え荷物の整理。
人生初の浣腸。直後に溜め込んでたものが大爆発w
10時の診察
ここから1時間ごとの診察を受けるのですが、階下の診察室まで階段を下り自力で歩いていくようにとのお達し(子宮口開くために動かさせるみたいです)。この時点では余裕だったのですが、この後大変なことに笑
子宮口は1.5㎝のまま。
11時の診察
子宮口2㎝。
手術室にて麻酔を入れるための管を入れる処置。背中に麻酔を打って、管を差し込んでる模様。なかなか入んないらしく…3度ほどチャレンジしてたような。違和感はあるけど別に痛みはなし。
病室にて胎児心拍とお腹の張りを計測する装置を装着。赤ちゃんは元気いっぱい。すこーし陣痛が付いてきたような。
12時の診察
子宮口2.5㎝。お腹いたい。お昼ゴハン食べたのかな?おにぎりをかじったような、あまり記憶なしw
13時の診察
子宮口3㎝。お腹が張ってくると流石に痛い。なんとか耐えしのぐ。
13:23病室にて
1回目の麻酔4cc。これで痛みから解放される!と麻酔に期待するが… 多少は弱まったものの劇的に痛くなくなるって予想は甘かった!!
14時の診察
歩いて診察室へ。麻酔が効いてきたのか左足の膝がガクガク。危うく階段転がり落ちそうだわー!ってことで帰りは車椅子に。子宮口4㎝。
オットさん病院に戻ってくる。
14:40病室にて
かなりのお腹の張り。痛い!赤ちゃんの心拍が急激に低下。心配するが、次第に戻って一安心。
15時の診察
子宮口5.5㎝。目安の6㎝までもうちょっと。あと1時間経過を見ることに。
15:20病室にて
3回目の麻酔。えっと2回目はどこで入れたんだっけ?笑
16時の診察
子宮口7㎝。このまま陣痛分娩室に移動。
16:23 4回目の麻酔。
16:45 痛みが激しい。もはやここからの詳細な記憶はなし。陣痛が途切れなく来て(休んでる暇なんてなかった気がするんだけど、どうだったのかな?)ただただ叫びながら、オットさんの腕にすがりついていました。
ここからいったい何時間経ったのか、自分では全くわからない…
助産師さんに腰をさすってもらいながら励ましを受けながら。
ほんとに痛かった。辛かった。もう辞めたいって何度も泣き叫んでた気が。
いよいよ分娩ってなって、オットさんも一時退室。分娩の体制を整えて気づいたら先生たちもなんか着替えてて笑
立会いの予定でなかったオットさんもここまで来たら、ってことで立会いを選択したみたい。実際側にいてくれなかったらどうなってたことか。
張りが来たら
大きく深呼吸を2回
もう一度大きく吸って、イキむ!
もういっかいイキむ!!
はい力を抜いて
っていうのだけをとにかくやらなきゃ、で繰り返して。
先生の「あと1回で出てくるよっ」という言葉にどんだけ嘘つくねん!とか思いながら…
気づいたら産まれてました。18:52 2,670g。
遠くで赤ちゃんの泣き声聞こえてたんだけど、
カンガルーケアで胸に抱かせてもらったんだけど、
正直なところそれどころじゃなくって、感動とかとは遠いところにいました。
何をされてるのか全くわからないまま、産後の処置もすごい気持ち悪かった。
だんだんと意識も戻ってきて、
あぁ赤ちゃんが無事で良かった
私にも産めたんだ
っていう安堵がどどーっと押し寄せてきて。
凄く疲れてて眠たいんだけど、寝ちゃダメっ!て言われて耐えてた気がします笑
どれくらいそのままだったのかな?
おじいちゃんおばあちゃんとか家族がみんな会いに来てくれて、コトリくんとご対面。
病室に戻ってオットさんと2人になってようやくホッと一息付けたような。
凄く疲れてたはずなのに興奮してたのか、その晩はほとんど眠れませんでした。
ということで、ほとんど何も覚えてない、とにかく長い一日でした。
思ったより早くお産は進んで、陣痛が始まってから7時間程度。初産にしては早い方でしたが。これだけの壮絶な体験は他にはないと思います。無痛でこれだったんだから、自然分娩で産んでるお母さんたちはどうなっちゃってるんだ?
体質もあって、私自身が特に痛みに弱かったんだと思いますが、改めて母親って凄いですね。
いま隣でフニャフニャ言っているコトリさん、なんて愛おしい。